ご自宅からカメムシを駆除する方法
カメムシについて
「カメムシ」とは、ゴキブリの仲間のクロゴキブリと、カメムシ目(半翅目)に属する水生昆虫を総称した言葉です。クロゴキブリは名前の通りゴキブリの一種です。一方、水生カメムシは、流れの緩やかな水辺に生息しています。
クロゴキブリ
クロゴキブリは、下水道やごみ捨て場、床下などの湿った場所に生息する、黒っぽい茶色のゴキブリです。動きが遅く、触角が長く、頭部が丸みを帯びています。病原菌やアレルゲンを媒介することがあるので、発見した場合は早急に駆除が必要です。
水生カメムシ
水生カメムシは、池や湖などの水辺に生息しています。茶色から黒褐色をしており、頭部にはハサミ状の口器を備え、体長は最大10cmにもなります。夜間に稀に家屋に侵入することがありますが、通常は屋内で生活するわけではありません。
カメムシの発生サイン
- 家の周りに黒い虫が出現
- カビ臭いにおい
- 卵鞘の発見
カメムシ発生の原因
- 水漏れ
- ゴミの蓄積
- 手入れの行き届いていない庭木
- 屋内の水や餌
カメムシの予防
- 水漏れを修理して水源を断つ
- ゴミを片付け、腐敗した有機物を除去する
- 庭木を整える
- 夜間は照明を消して昆虫の活動を抑制する
カメムシの駆除方法
クロゴキブリ
- 食べ物や水源の除去
- 侵入経路のシーリング
- ゴキブリ駆除剤の使用
- 駆除業者の利用(必要な場合のみ)
水生カメムシ
- 屋外の照明を減らして家屋への侵入を防止
- 窓やドアの隙間を塞ぐ
- プールで発見された場合は、噛まれないように注意して取り除く
駆除業者に依頼が必要なケース
クロゴキブリまたは水生カメムシが大量発生した場合や、発見した昆虫の種類が分からない場合は、害虫総合駆除業者の利用を検討してください。
その他のヒント
- 集合住宅の場合は、建物全体で駆除対策を行うことで拡散を防ぐ
- クロゴキブリのメスは一度に18個程度の卵鞘を産むため、早急な駆除が重要
- 水生カメムシは噛むと激痛が走り、場合によっては皮膚炎などの被害が出る
- クロゴキブリは噛まないが、病原菌を媒介する可能性がある